China News Letter

中国の2019年1~10月原木製材品の輸入実績

中国の税関データによると、2019年1~10月の原木及び製材品の輸入量は、原木ベースで 9,429万m3で、前年同期比で0.2%増加している。そのうち、原木の輸入量は 4,946万m3で、前年同期比で1.6%減少している。一方、製材品の輸入量は 3,157万m3で、前年同期比で2.1%増加している。

輸入原木のうち、針葉樹の輸入量は 3,642万m3で、前年同期比で5.5%増加している。 広葉樹の輸入量は 1,304万m3で、前年同期比で 17.1%減少している。 輸入原木の主な仕入国はニュージーランドで3割を占めている。 その他の仕入国は、ロシア、オーストラリア、米国、ドイツ、パプアニューギニア、カナダ、ソロモン諸島、チェコ、ウクライナである。

輸入製材品のうち、針葉樹の輸入量は 2,368万m3で、前年同期比で13.8%増加している。 広葉樹の輸入量は 789m3で、前年同期比で21.9%と大幅減少している。 製材品の主要仕入国はロシアで5割を占めている。その他の仕入国は、カナダ、タイ、米国、フィンランド、ドイツ、ウクライナ、スウェーデン、チリ、ガボンである。

なお、2018年の1人あたりの木材消費量をみると、 中国は0.3 m3であった。ちなみに、2017年の世界平均値は0.5 m3であった。