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中国2020年1-12月不動産開発投資と販売実績

中国の国家統計局は1月18日、不動産開発を行う国内のすべての企業を対象に集計した「2020年1-12月における不動産開発の投資実績と販売実績」を発表した。発表内容の概要は以下のとおり。

(1)不動産開発の投資額

不動産開発向けの2020年の投資額は、表1に示すとおり141,443億元(16円/元で換算すれば約2,26兆3,088億円)にのぼり、前年と比べて名目伸び率は7.0%となっている。うち、住宅投資は前年比7.6%増加の104,446億元(約167兆1,136億円)に達しており、不動産開発の投資額の73.8%を占める。

(2)不動産開発企業による着工面積と完工面積

表3に示すとおり、不動産企業による2020年の建築着工面積は、前年比3.7%増の926,759万m2にのぼる。うち、住宅着工は前年比4.4%増加の655,558万m2に達しており、着工面積全体の70.7%を占めている。

建築着工面積のうち、新規着工は前年同期比1.2%減の224,433万m2となった。うち、住宅、オフィスビル、商業ビルのいずれも減少し、それぞれ164,329万m2(前年比1.9%減)、6,604万m2(同6.8%減)、18,012万m2(同4.9%減)であった。

建築完工面積は前年比4.9%減の91,218万m2となっている。うち、住宅、オフィスビル、商業ビルのいずれも減少し、それぞれ65,910万m2(前年比3.1%減)、3,042万m2(同22.5%減)、8,621万m2(同20.3%減)であった。

(3)販売向け建築物の販売実績

販売向け建築物の2020年の販売実績は、176,086万m2となり、前年比2.6%増加している。住宅は3.2%増の154,878万m2となり、オフィスビル、商業用ビルの販売面積は、それぞれ10.4%減の3,334万m2、8.7%減の9,288万m2となっている(表4)。

また、販売面積を地区別にみると、表5に示すように、東部、西部の両地区は前年と比べて増加しているが、中部、東北の両地区は減少している。