中国の2021年第1四半期の原木、製材品の輸入は原木ペースで合わせて2,372.3万m3(前年比8.6%増加)、金額ペースで38.67億USD(同17.2%増加)にのぼっている。うち、針葉樹原木の輸入量は1,180.33万m3、平均通関価格は129 USD/m3であり、前年と比べてそれぞれ34.1%の増加、12.2%の上昇となっている。
また、表1に示すように、中国の同時期の針葉樹原木輸入量は、ウルグアイ、ドイツ、米国、ポーランド、日本から急増している。一方、オーストラリア、チェコからの輸入激減している。
表2は、中国の針葉樹製材品の仕入先別の今年第1四半期の輸入実績を示している。この表に示すとおり、同時期の針葉樹製材品輸入量は412.54万m3にのぼり、前年同期と比べて20.1%減少している。平均通関価格は189 USD/m3となり、前年同期と比べて10.5%上昇している。
また、表2に示すように、中国の同時期の針葉樹製材品輸入量は、ウルグアイ、ベラルーシから急増している。一方、チリや欧米の国々からの輸入激減している。
今年第1四半期における広葉樹原木、広葉樹製材品の仕入先別輸入実績は、それぞれ表3、表4に示すとおりである。
表3に示すとおり、同時期の輸入広葉樹原木は314.37万m3であり、前年と比べて0.3%微増している。また、平均通関価格は245 USD/m3となっており、前年と比べて7.0%上昇している。
表4に示すとおり、同時期の輸入広葉樹製材品は205.52万m3であり、前年と比べて13.3%増加している。また、平均通関価格は384 USD/m3となっており、前年と比べて0.5%上昇している。