中国の国家林業草原局は、国家発展・改革委員会と連名で今年7月制定の「第14次五か年林業草原保護発展計画綱要」を8月18日に同局の公式サイトを通して公表した。同計画綱要に掲げた木材産業関連の要点は以下のとおり。
- 第14次五か年(2021年~2025年)における森林被覆率は前期(第13次五か年期間:2016年~2020年)末の23.0%から24.1%に引き上げる。
- 森林蓄積量は前期末の175.6億m3から190.0億m3に引き上げる。また、喬木林の1haあたり蓄積96.2m3から99.5m3に引き上げる。
- 国家備蓄林基地の配置適正化を図るとともに、短中周期の産業用原料林、長周期の貴重木材と大径材の用材林の造成を強化する。2025年末に国家備蓄林200ha以上の造成目標(不成績林の再造林を含む)を達成する。
- 林業草原産業の生産高を2020年末の約8兆元から9兆元に引き上げる。