木造建築物の事例-1
▶ 公共施設等の木材利用推進マニュアル(改訂版/平成13年3月)
付録3-1:木造建築物の事例-1
次世代への木造建築の継承を目指し 耐久性に富み、大工になじんだ構法の工夫
a. 「林野庁森林総合研修所林業機械化センター」(群馬県利根村)
a. 「林野庁森林総合研修所林業機械化センター」(群馬県利根村)
演習林に付随した研修施設で、逐年で4棟の建物が建てられている。金物を使わない、口をさらさない、庇を深くするなど、木造建築に必要な耐久性向上のための措置が、適所に施されている。集成材によるラーメン架構は、貫と木栓による接合で、地場の大工で十分対応できるように工夫されている。地元に経済効果を及ぼすことに加え、技能・技術の伝承が図られる。
展示物に相応しい明るく開放的な展示空間
金物を用いない、大工の手加工による高精度な架構
高耐久・高耐震と明るく軽快な空間を両立させた架橋