韓国の木材需給実績(2018年)

立木伐採量(申告)及び用途別の木材供給実績

2018年は木材自給率が前年比で 1.2ポイント減少した。これは、国産材生産量が減少し、パレット用木材の輸入が増加したことに起因する。一方、原木自給率は2.8ポイント増加している。これは、政府のSOC(社会間接資本)投資の減少及び住宅建設景気の低下によって輸入比率が高い合板用、ボード用、パルプ用、製材用の輸入量が減少して、全体的な原木自給率が増加したことによるものである。




※原木収集量とは、伐採した立木のうち、枝葉の部分を除いた量をいう。






立木伐採(許可)実績

2018年、伐採面積、伐採量ともに、前年比で各々36%、19%減少した。伐採面積をみると、山地専用は増加し、森づくり及び被害木伐採などは大きく減少している。伐採量では、樹種更新及び被害木が減少し、森づくりは大きく減少している。







用途別木材供給実績

2018年の木材供給量は、前年比で5.5%減少した。国有林は16.5%、私有林は3.8%各々減少、用途別では、供給量が木屑、合板用は増加、パルプ、ボード用は減少している。







樹種別の伐採実績

樹種別の伐採面積をみると、針葉樹が4分の3、広葉樹が4分の1を占めている。これを所有別にみると、国有林12%、民有林88%となっている。