韓国のMDFとPBFの需給動向と見通し
(2019年)
1.MDF
(1)生産・出荷・在庫
- 2019年第二四半期のMDF生産量はインテリア及び家具需要が減少し、前年同期比で12.0%減少し、403千m3となった。
- 出荷量は344千m3と前年同期比で20.8%減少した。
- 在庫量は189千m3と前年同期比で185.6%増加した。
- 2019年第三四半期の生産量は、建設景気の低迷で前年同期比で17.7%程度減少し、350千m3程度となることが予想される。
(2)輸入
- 2019年第二四半期のMDF輸入量は国内の需要が減少し、前年同期比で11.5%減少し、80千m3となった。そのうちタイ産は52千m3と総輸入量の65%を占めた。
- 第三四半期のMDF輸入量は、前年同期比で23.3%程度減少し、66千m3程度となることが予想される。
2.PBF
(1)生産・出荷・在庫
- 2019年第二四半期のPB生産量は家具需要の減少で、前年同期比で15.2%減少し、182千m3となった。
- 出荷量は前年同期比で10.7%減少し、185千m3となった。
- 在庫量は家具需要の減少による出荷量の減少で、前年同期比で38.2%増加し、69千m3となった。
- 2019年第三四半期の生産量も家具用材の需要減少で、前年同期比で3.8%程度減少し、195千m3程度となることが予想される。
(2)輸入
- 2019年第二四半期のPB輸入量は、家具用材の需要減少が続いた影響で前年同期比で28.7%減少し、308千m3となった。第三四半期にも輸入量は減少すると予想される。