ベトナムの木材産業における輸出入の状況

昨年、12月4日、HAWAが伝えたところによると、木材および木材製品の輸出額は、11月に11.5億米ドルに達し、2019年の11か月間の木材製品の総輸出額は102億4,000万米ドル（前年同期比20.5%増）となった。わずか1ヶ月間で10億米ドルを超えたのは記録史上初めてで、年間110億米ドルという目標を達成する見込みである。長年にわたる高い安定した成長により、木材加工は重要な産業になり、より高い目標を設定する時期にあるといえる。

農業開発省林業総局（MARD）によると、木材および木材製品は96.4億米ドルに達し、2018年の同期間と比較して19.7％増加。林産物の輸出は目標を上回り、2019年に110億米ドル以上と推定される。特に、林産物の貿易黒字は80億ドル近くに達し、計画と比較して104.8％増加すると推定されている。

なお、12月16日VIFORESはペレットに関し次のように発表した。

• ベトナムから日本に輸出されたペレットは、前年同期と比較して2019年上半期に219.6％増加し、420.9千トンに達し、輸入額は226.1％増加して70.8百万米ドルとなった。
• 日本に輸入されたベトナムペレットの市場シェアは、28.6ポイント増加して56.1％になった。
• カナダからのペレットの輸入は19.4％減の2億6,680万トンで、輸入額は20.3％減の50.2百万米ドルであった。
• 日本に輸入されたカナダのペレットの市場シェアは33.6ポイント減少して35.6％になった。
• 日本に輸入されたペレットの総数は56.7％増加して750.3千トンで、輸入額は52.6％増加して133.8百万米ドルとなった。