インドでは、約3,300の大中小の合板工場を有しており、 約100万人の生活を直接的に支えている。 このうち、組織化されている工場は約100に過ぎない。 合板は、木製パネルの需要の中で最も重要な製品であり、 インドの市場規模は約35億ドルにのぼっている。 また、過去5年間のこの部門の年平均成長率は6〜7%である。
インドの合板産業は細切れで、ほとんどは組織化されていないが、 Century Plyboards India社とGreenply Industries社は、 2大企業としてそれぞれ26%ずつの市場シェアを占めている。
インドのMDFの市場規模は約2億ドルで、 過去5年間の年平均成長率は20%である。 Century Plyboards India社及びGreenply Industries社が、 MDF市場シェアの26%及び23%を占めている。
アグロフォレストリーを基盤にした 約30のパーティクルボード工場があるが、 ほとんどは組織化されていない。 このセクターは、基本的には林地残材、木材廃棄物等を原料として製造している。 インドの標準規格であるBIS品質基準に従って製品を 製造している業者はほとんどない。
木質パネルの輸入シェアは依然として高いが、 国内のアグロフォレストリーが盛んになるにつれ、 これらの製品の木材利用が増加し、 木質パネル製造工場が数多く設立される可能性がある。 適切な奨励策があれば、木質パネル製品の需要と生産は 非常に速いペースで増加することが見込まれる。