台湾の木材市場堅調

2021年、新型コロナの影響下で観光や小売業をはじめとする台湾の経済活動は大きな影響を受けた。一方、製造業への影響は最小限に留まり、年間輸出は新たな高値に達し、特に木材市場は好調に推移した。原木の供給は僅かに減少したものの、製材やパーティクルボード、繊維板などの供給は大幅に増加し、その他の品目は横ばいで推移した。

木材輸出

2021年、台湾の輸出入貿易は非常に好調であった。財政部が2月初旬に発表した統計によると、2021年12月の輸出額は約407億米ドル(伸び率は23.4%)で、記録開始以来2番目に高い水準となった。年間輸出額は4,465億米ドル(伸び率は30%)であり、年間輸出額が初めて4,000億米ドルを超えた。

木材輸入

輸出に牽引され、2021年12月の輸入額も350億米ドル(伸び率は28.1%)に達し、年間輸入額は約3812億米ドル(伸び率は33.2%)となった。