木材利用相談Q&A 100
住宅 - 価格に関する利用相談
Q16 | 家を建てる時にはどのくらいの資金が必要ですか? |
建物が鉄筋コンクリートか、木造かなどの建築構造、プレハブとかツーバイフォーなどの工法、デザイン、間取りなどの設計、厨房や浴室などの住設機器、建築地の地盤、建築する地方地域、大きさなどの違いで住宅建築総工事費は大きく異なります。平成10年度の住宅金融公庫融資の住宅で木造軸組工法の全国平均総工事費は2,417万円(141.24/m2)です。 1)家を建てるには用地や立替では古い建物の解体撤去が必要ですが、それらを別として建物の基礎工事以降について考えます。一口に住宅と言っても、建物の大きさ、建築の構造、工法、設計、住設機器、建築する場所、地方などによって新築の値段は大きな違いがあります。 2)住宅金融公庫融資物件を対象とした平成10年度の「公庫融資住宅規格等調査報告」における住宅建築工事費単価(外構工事費などを除いた建物本体の工事費の単価)は、木造軸組で171千円/m2、プレハブ188千円/m2、ツーバイフォー184千円/m2となっています。 3)住宅の建築総工事費では、同じく公庫融資物件での一戸当たりの平均価格は木造軸組2,417万円、プレハブ2,713万円、ツーバイフォー2,512万円となっています。一戸当たりの平均住宅面積は木造軸組が141.24m2、プレハブ143.9m22、ツーバイフォー136.31m2になります。 4)建物以外に口径15Aの水道でも30万円前後、排水、外構部分、電気の引き込み費用などがそれぞれ同じくらいは最低必要です。もし、設計を建築事務所に依頼する場合は設計と施工監督を含めて総工費の10~15%が必要です。また、建築完成後表示登記・保存登記が必要で建築場所、大きさ、構造などで変わりますが、司法書士代行費用を合わせて20万~30万円は必要です。この他、火災保険料なども必要でしょう。 |