木材利用相談Q&A 100
住宅 - メンテナンスに関する利用相談
Q80 | 柱などについたシミはどのようにすれば取れますか? |
シミといわれるもののうち、手あかによるものは洗剤をいれたお湯で拭きとります。ヤニによるものはベンジンかアルコールで拭き取ることができます。かび類が繁殖して黒色や緑色に変色したものは内部まで入っており、洗剤や溶剤では取れないので、次亜塩素酸ナトリウムのような漂白剤で漂白して除去します。 シミを作らないようにするために、新築のさい手に触れやすい柱にはワックスがけか塗装して保護しておくのが賢明です。 1)柱など木のシミの種類には、手あかによるもの、木のヤニ(樹脂)によるもの、カビの類が繁殖して、それが分泌した色素によるものなどがあります。 2)柱など木のシミはどのような原因によるものであっても、取除くことが非常に困難な場合が多いので、新築の際に人の手がふれ易い部位には透明ラッカーを塗布しておくか、ワックス系の保護剤を表面に刷りこんでおくことを勧めます。木材の表面に薄い膜を作って保護しておけば、手あかや汚水がついても、また、カビなどが繁殖しても内部にしみこむことが少ないから、布で拭けば簡単に取り去ることができます。 |