木材利用相談Q&A 100
住宅 - 集成材などに関する利用相談
Q37 | 建築、家具など色々なところで合板が使われていますが、どんな種類、特徴があるのでしょうか? |
合板は「普通合板」と表面に化粧単板を貼ったり、プリントや塗装した「特殊合板」に大別され、接着の耐水性の優れた順に、特類、1類、2類合板に区分されております。また、用途・特性別にはコンクリート型枠合板、構造用合板、足場用合板、難燃合板等があります。合板は広い面を持ち、用途にあった耐水性、強さのものを選ぶことができ、便利な優れた材料といえます。 1)合板は、わが国では古くから広く利用されてきたもので、ベニヤ板とも呼ばれてきました。ベニヤは単板の英語です。 2)合板の厚さは用途によって 2.5mm、4mm、5.5mm、12mmなどさまざまですが、大きさは幅91×長さ182cm(三六板)または122×243cm (四八板)が普通です。使用樹種はかってはほとんどが東南アジア産のラワン、メランチ類でしたが、資源的な制約から針葉樹材が増加しています。また、接着力の耐水性の程度によって強い方から特類、1類、2類、3類に分類されています。これらは接着剤や接着方法によって決まります。さらに、一般の「普通合板」に対し、表面に化粧単板を貼ったり、プリントまたは塗装したものを「特殊合板」といいます。どちらもJASで定められています。 3)用途・特性別にコンクリート型枠用合板、構造用合板、難燃合板、足場板用合板等があり、それぞれ適応する性能を持っています。 |