木材利用相談Q&A 100
木材に関する利用相談
Q3 | 樹種によって木の強さ、収縮率、耐久性が違いますが、一体何が違っているのですか? |
樹種によって細胞の種類や形が違いますが、その違いは強さや収縮率、耐久性などにはあまり影響しません。木の強さは、節や目切れなどの欠点の程度によって違ってきます。したがって樹種に固有な樹形や枝の付き方や太さにも影響され、同じ樹種でも材種(寸法と木取り)によって違いがでてきます。欠点が同じ程度なら、木の強さは密度(比重)にほぼ比例します。すなわち、密度の大きい樹種ほど強いといえます。節や目切れなどの欠点による影響は圧縮と曲げで異なり、たとえば梁などの横架材では節の位置によって等級付けが変わります。 |