木材利用相談Q&A 100
木材に関する利用相談
Q5 | 木の分類について教えてください。 |
樹木を進化の順に並べると、イチョウ、針葉樹、広葉樹となり、広葉樹がもっとも進化したグループです。進化していることが分かるのは実の構造ですが、針葉樹と広葉樹では材の構造にも基本的な違いがあります(Q7参照)。 木を分類する基本単位は種(しゅ)です。長い時間をかけて進化が繰り返され、多くの種ができました。現在、針葉樹は540種、広葉樹は数万種あります。進化を逆にたどると、いくつかの種は同一のルーツであることが分かり、一つの属に分類されます。さらにいくつかの属が同じルーツであることが分かると、これらが一つの科に分類されます。 日本を代表するスギは1属1種で、スギ以外の種はありません。しかし、多くの品種があります。フトモモ科のユーカリ属には約500の種があります。東南アジアで優勢なフタバガキ科には多くの属があります。 |