木材の種類と特性
木材の一覧と検索「アカガシ」
アカガシ
ブナ科 Quercus acuta
本州の福島県および新潟県の海岸に近いところから、南へむかって分布し、さらに、四国、九州さらに済州島、朝鮮半島南部にかけての温暖帯に広く生育しています。日本産のカシ類のうちで最も高いところまで分布している種です。常緑で、樹高20m、直径1mに達し、カシ類の中では大きくなるほうです。日本では、重硬な木材の代表的なものの一として、カシの類の名が挙げられることが多いです。
木材
心材が淡紅褐色から赤褐色で、辺材は淡黄褐色ですが、両者の境はあまりはっきりとはしていません。日本ではもっとも重硬な木材の一つで、その気乾比重は0.80~0.87(平均値)~1.05です。耐久性は日本産の木材では中庸で、切削などの加工は困難なものの一つといえます。乾燥は容易ではなく、表面の仕上がりはとくによいとはいえません。
用途
かつては、器具材、車両材、機械材、建築材、枕木、薪炭材、器具柄材、足駄歯、櫓材など重硬な材料が必要な用途に、広い範囲にわたって使われていましたが、需要の変化、他材料の進出、資源の減少などのため、われわれの目に触れる機会が減ってきました。それでも、比較的身近なものとして、木刀、長刀、ゲートボールあるいは屋内の遊具にも使われています。
木材特性表
アカガシ の特性表 | ||||||
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気乾比重 | 平均収縮率(%) | 強さ(MPa) | 曲げヤング係数 (GPa) |
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柾目方向 | 板目方向 | 曲げ | 圧縮 | せん断 | ||
0.92 | 0.18~0.21 | 0.33~0.38 | 107~130 | 56.0~68.6 | 14.8~ | 13.3~16.2 |
※本文中の特性値の出所は、「日本の木材」木材工業編集部 公益社団法人 日本木材加工技術協会 1966 のため、上記の表と値が異なる場合があります。
- アオダモ
- アオハダ
- アカガシ
- アサダ
- イスノキ
- イタヤカエデ
- イヌエンジュ
- エゴノキ
- オニグルミ
- カキ
- カツラ
- キハダ
- キリ
- クスノキ
- クリ
- ケヤキ
- コジイ
- サクラ
- サワグルミ
- シデ類
- シナノキ
- シラカシ
- シラカバ
- タブノキ
- ツゲ
- トチノキ
- ドロノキ
- ニセアカシア
- セン・ハリギリ
- ハルニレ
- ハンノキ
- ブナ
- ホオノキ
- マカンバ
- ミズキ
- ミズナラ
- ミズメ
- ヤチダモ
- ヤナギ類
- ヤマグワ
国産材/広葉樹
- アガチス
- オウシュウアカマツ
- カリビアマツ
- クリンキーパイン
- サザンイエローパイン
- スプルース
- タイヒ
- ベイスギ
- ベイツガ
- ベイヒ
- ベイヒバ
- ベイマツ
- ベイモミ
- ベニマツ、ホンスン他
- ホクヨウカラマツ
- ポンデローサパイン
- ラジアータパイン
- メルクシーマツ
- メキシカンサイプレス
- レッドウッド
- ロッジポールパイン
外国産材/針葉樹
- アカシアマンギウム
- アゾベ
- アピトン
- アフリカンマホガニー
- アルビジア
- イエローバーチ
- イエローポプラ
- イエローメランチ
- イペ
- イロコ
- エリマ
- オクメ
- オベチェ
- オルダー
- カプール
- カポック
- カメレレ
- カリン
- カロフィルム
- グバス
- ゲロンガン
- ケンパス
- コーディア
- コクタン
- コクロジュア
- ココヤシ
- ゴムノキ
- サペリ
- ジェルトン
- ジャラ
- ジョンコン
- シルバービーチ
- スパニッシュシーダー
- セプター
- ソフトメープル類
- ダークレッドメランチ
- タウン
- ダオ
- タガヤサン
- チーク
- ナトー
- ハードメープル
- バッスウッド
- バルサ
- ビーチ
- ヒッコリー
- ブビンガ
- プライ
- ブラックウォルナット
- ブラックチェリー
- ブラックビーン
- ペルポック
- ホワイトアッシュ
- ホワイトオーク
- ホワイトメランチ
- マコレ
- マホガニー
- マラス
- マンソニア
- メリナ
- メルサワ
- メルバウ
- メンゲリス
- モンキーポット
- ライトレッドメランチ
- ラブラ
- ラミン
- リグナムバイタ
- レッドオーク
- ローズウッド
外国産材/広葉樹