木材の種類と特性
木材の一覧と検索「タブノキ、イヌグス」
タブノキ、イヌグス
クスノキ科 Machilus thunbergii
本州、伊豆七島、四国、九州、沖縄、台湾、南朝鮮、中国などに分布しています。海岸沿いのところでは太平洋側では岩手県南部、日本海側では青森県南部にまで見られます。
木材
心材と辺材の境界は認められます。心材は紅褐色で辺材はやや褐色を帯びています。タブノキはその木材の色によって、より赤いものをベニタブ、淡色のものをシロタブというように区別することがあり、前者のほうが高く評価されています。年輪は認められます。日本の木材のなかでは珍しく、木理が交錯しています。また、木理が乱れていることがあり、そのため材面に化粧価値のある杢が出てくることがあります。肌目は粗です。気乾比重は0.50-0.65(平均値)-0.77で、木材はほぼ中庸な硬さをもっていますが、耐久性は低いです。切削などの加工はとくに難しいことはありません。仕上がりは中程度になります。
用途
器具、家具、建築などに用いられます。しかし、タブノキの木材は、暖かい地域に蓄積が多いので、それ以外の地域ではよく知られてはいません。樹皮が絹織物の染料になります。
木材特性表
タブノキ の特性表 | ||||||
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気乾比重 | 平均収縮率(%) | 強さ(MPa) | 曲げヤング係数 (GPa) |
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柾目方向 | 板目方向 | 曲げ | 圧縮 | せん断 | ||
0.69 | 0.14~0.17 | 0.27~0.38 | 58.9~82.4 | 30.5~43.1 | 9.4~11.8 | 7.5~10.3 |
※本文中の特性値の出所は、「日本の木材」木材工業編集部 公益社団法人 日本木材加工技術協会 1966 のため、上記の表と値が異なる場合があります。
- アオダモ
- アオハダ
- アカガシ
- アサダ
- イスノキ
- イタヤカエデ
- イヌエンジュ
- エゴノキ
- オニグルミ
- カキ
- カツラ
- キハダ
- キリ
- クスノキ
- クリ
- ケヤキ
- コジイ
- サクラ
- サワグルミ
- シデ類
- シナノキ
- シラカシ
- シラカバ
- タブノキ
- ツゲ
- トチノキ
- ドロノキ
- ニセアカシア
- セン・ハリギリ
- ハルニレ
- ハンノキ
- ブナ
- ホオノキ
- マカンバ
- ミズキ
- ミズナラ
- ミズメ
- ヤチダモ
- ヤナギ類
- ヤマグワ
国産材/広葉樹
- アガチス
- オウシュウアカマツ
- カリビアマツ
- クリンキーパイン
- サザンイエローパイン
- スプルース
- タイヒ
- ベイスギ
- ベイツガ
- ベイヒ
- ベイヒバ
- ベイマツ
- ベイモミ
- ベニマツ、ホンスン他
- ホクヨウカラマツ
- ポンデローサパイン
- ラジアータパイン
- メルクシーマツ
- メキシカンサイプレス
- レッドウッド
- ロッジポールパイン
外国産材/針葉樹
- アカシアマンギウム
- アゾベ
- アピトン
- アフリカンマホガニー
- アルビジア
- イエローバーチ
- イエローポプラ
- イエローメランチ
- イペ
- イロコ
- エリマ
- オクメ
- オベチェ
- オルダー
- カプール
- カポック
- カメレレ
- カリン
- カロフィルム
- グバス
- ゲロンガン
- ケンパス
- コーディア
- コクタン
- コクロジュア
- ココヤシ
- ゴムノキ
- サペリ
- ジェルトン
- ジャラ
- ジョンコン
- シルバービーチ
- スパニッシュシーダー
- セプター
- ソフトメープル類
- ダークレッドメランチ
- タウン
- ダオ
- タガヤサン
- チーク
- ナトー
- ハードメープル
- バッスウッド
- バルサ
- ビーチ
- ヒッコリー
- ブビンガ
- プライ
- ブラックウォルナット
- ブラックチェリー
- ブラックビーン
- ペルポック
- ホワイトアッシュ
- ホワイトオーク
- ホワイトメランチ
- マコレ
- マホガニー
- マラス
- マンソニア
- メリナ
- メルサワ
- メルバウ
- メンゲリス
- モンキーポット
- ライトレッドメランチ
- ラブラ
- ラミン
- リグナムバイタ
- レッドオーク
- ローズウッド
外国産材/広葉樹