木材の種類と特性
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ベイヒバ、イエローシーダー、アラスカシーダー、
ヒノキ科 Chamaecyparis nootkatensis
北米大陸のアラスカ州南東部からオレゴン州にわたって分布します。上述の属の名をみるとわかるように、ヒノキの同類です。日本のヒバはThujopsis属に属していますので、ヒバの名を使っているのは、大変まぎらわしいことです。この名のおこりは、かつて輸入した木材の中に、日本のヒバによく似た木材があることを発見した人々が、米国から来たヒバに似た木材ということで、ベイヒバとしたといわれています。ヒバには、強烈などちらかといえばくさい臭いがあるので、同じような臭いのあるこの木材が輸入材のなかに混っていることには容易に気付いたことでしょう。
木材
心材の色は、鮮やかな黄色で、特徴的です。辺材は黄白色ですので、同属のヒノキやベイヒとはっきりと違っています。ベイヒバが表面に出るような部材に使われる例は少ないのですが、これは、多分上述の強烈な臭いと材色が黄色であることによるのでしょう。気乾比重の平均値は0.51です。年輪内での細胞の形の違いが少ないので、年輪はあまりはっきりとはしません。肌目は精で、木理は通直、加工はし易いです。耐朽性が高いことがこの木材の特徴といえます。
用途
建築(耐朽性が高いという点を利用して、土台など見えない処に使われる。)、ボート、細工、家具などがあります。用途がほぼ同じということで、市場では日本のヒバ類との競合があります。
木材特性表
ベイヒバ(C.nootkatensis) の特性表 | ||||||
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気乾比重 | 平均収縮率(%) | 強さ(MPa) | 曲げヤング係数 (GPa) |
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柾目方向 | 板目方向 | 曲げ | 圧縮 | せん断 | ||
0.51 | ~0.09 | ~0.20 | 58.9~82.4 | 30.5~43.1 | 6.5~9.3 | 7.5~10.3 |
- アオダモ
- アオハダ
- アカガシ
- アサダ
- イスノキ
- イタヤカエデ
- イヌエンジュ
- エゴノキ
- オニグルミ
- カキ
- カツラ
- キハダ
- キリ
- クスノキ
- クリ
- ケヤキ
- コジイ
- サクラ
- サワグルミ
- シデ類
- シナノキ
- シラカシ
- シラカバ
- タブノキ
- ツゲ
- トチノキ
- ドロノキ
- ニセアカシア
- セン・ハリギリ
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- ホオノキ
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- サザンイエローパイン
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- ベニマツ、ホンスン他
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- ポンデローサパイン
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- メルクシーマツ
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- アゾベ
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- ゲロンガン
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- ソフトメープル類
- ダークレッドメランチ
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- ダオ
- タガヤサン
- チーク
- ナトー
- ハードメープル
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- ホワイトオーク
- ホワイトメランチ
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- ライトレッドメランチ
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- ラミン
- リグナムバイタ
- レッドオーク
- ローズウッド
外国産材/広葉樹